不思議な青年オルオーレンを巡る連作短編
- ★★★ Excellent!!!
背中に大きな本を背負い、肩には白猫のような生き物を乗せて“花”を集める青年オルオーレンの旅物語。読んで思ったことは、植物の設定が綿密に練られているのでまるで本当に存在しているかのようなリアルさがあります。そのおかげで異世界を感じとることが出来ますし、ここではない世界をオルオーレンを通して旅をしている気持ちを味わうことだって出来ます。連作短編の形式なので気になる話を読んでも良いし、順番通りに読んでも大丈夫そうです。どの話もとっても面白いですよ。
彼らとともに素敵な異世界を旅してみませんか。