第202話

引っ越しの日。


家族との思い出の詰まったアパートを離れるときは、やっぱりちょっと寂しかった。




もう、うちじゃなくなっちゃうから、


那由多との思い出も数えきれないほどあった場所だから、余計に切ない。




でも手紙に書いたら、那由多は良かったねって言ってくれた。



それから新しいお家にも遊びに来たいっていう文字に、私は簡単に浮上してた。




冬休みは引っ越しの片付けで忙しく過ごし、新しい家に慣れる頃には、春が目の前まで来てた。




そして、




小学校を卒業して、私は少しおとなになった。

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