第181話

「あはは、動揺しすぎだよ!」


「だってー!」




今日の葉月ちゃんはよく笑う。


どうしちゃったのかな。




「あいつは兄弟みたいなものだから」


「兄弟?」


「うん」




葉月ちゃんは大人っぽい仕草で長い髪をかき上げた。


うわぁ、絵になる。




「すっごく嫌いと思っても許せたし、特別にはかわりないけど」


「けど?」


「でも、ドキドキしないの」




眉尻を下げて笑う姿はどこか儚く見えた。




「伯父さんが好きだから?」




私は少し躊躇いながらも問い掛けた。




勝手に確信を持っての質問だったけど、予想に反して葉月ちゃんは首を振った。

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