第175話

気になる気になる気になる。




何話してたのか、聞いてみようかな。


なんて考えながら腰くらいの深さの所まで戻ってくると、浜から声が掛けられた。




「おーい!アイス買ってきたぞー!」




純くんのパパがコンビニ袋をかざして振り回してた。




「アイスだって!早く行こ!」


「うん」




嬉しそうに走り出した葉月ちゃんに、遅れないようについていく。




聞くタイミングを逃しちゃった。


仕方なく私も後に続く。




浜に着くと、男二人はもうアイスをかじってた。




「はい、葉月」




純くんが袋からアイスを取って葉月ちゃんに差し出した。




「ありがと」




葉月ちゃんは無視することなくそれを受け取る。




仲直りできたのかな。




遅れて浜に着いた私にもアイスをくれた純くんに、好奇心に満ちた視線を向けた。

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