第174話

ど、どうなってるのかな。


遠くてよく見えないけど、あれは二人で喋ってるよね。




私は波に揺られながら、ひたすら浜を凝視してた。




と、


葉月ちゃんが私が見てることに気付いて手を振ってくれた。




私は慌てて振り返す。




すると、葉月ちゃんは立ち上がってそのまま海に入り、私のところまで泳いできた。




「零、ここ深すぎるよ」


「えへ。遊んでたらいつの間にか流されちゃた」


「もう。危ないよ」


「じゃあ、ちょっと戻ろっか」


「うん」




私はひとり、ハラハラドキドキしながら泳ぎ始めた。

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