第160話
泣きじゃくる葉月ちゃんをなんとか落ち着かせると、ぽつりぽつりと話してくれた。
まだしゃくり上げながらもゆっくり紡がれる言葉を聞き逃さないように、私は耳を傾けた。
葉月ちゃんは小さい頃、純くんのお父さんが大好きだったみたい。
本当に大好きで大好きで、それは間違いなく初恋だったんだって。
でも、伯父さんには伯母さんもいたし、それ以前に恋しちゃいけない人だってまだ知らなくて。
ある日、
純くんに言われて初めて知ったんだって。
それで、
すごくすごく傷付いて、
泣いて、泣いて、
葉月ちゃんは純くんを嫌いになっちゃった。
それまでも、それからも、純くんの態度が変わらないのも嫌いな理由だって葉月ちゃんはむくれた。
純くん、どうして謝らないのかな。
葉月ちゃんに優しそうに見えたのに、傷つけたままなんて変な気がした。
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