第152話

翌朝、葉月ちゃんのパパが運転する車に乗って別荘へ出発した。


助手席には葉月ちゃんのママが座って、私と葉月ちゃんは後ろのシートでわいわい喋りながらお菓子を食べてた。




いつもなら食べ過ぎて怒られるけど、葉月ちゃんのママは怒ったりしない。




幸せ気分で別荘を目指した。




「あ、葉月」




葉月ちゃんのママが首を捻って振り返る。




「なに?」


「純くんたちも、今別荘に来てるから」


「え!?」




葉月ちゃんが珍しく大きな声を出して、顔を歪めた。




「なんでー!?あっちはいつも夏休みの初めでしょ!?」


「お兄さんの都合でうちと一緒になったのよ」




葉月ちゃんは本当に嫌そうな顔をして、唇を突き出した。

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