第107話

「零」




ママに呼ばれて顔を向けた。


ママは微笑みを浮かべたまま、手をヒラヒラ振って、おいでおいでと手招きしてた。




「?」




那由多と顔を見合わせてから、私は立ち上がってママのところへ向かう。


ママは寝室の入口で待ってるみたい。




なんだろう?




途中、元気を寝かせたパパとすれ違ったけど、パパはまっすぐ那由多の隣に行くと、私のいた場所に座っちゃった。




今度はパパに取られた。




少し頬を膨らませてパパを睨んでから、リビングを後にした。

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