第100話

それからパパと那由多と三人でうちへ歩き出した。




那由多に矢継ぎ早に話しかけるパパを、正直鬱陶しく思ったけど、那由多は丁寧に笑顔で受け答えていく。


口下手だったのが嘘みたいにすらすらと。


しかも、ちゃんと敬語だし。




たまに私にも話を振ってくれながらも、


話したかったことは結局話せないまま、いつの間にか家に着いた。




玄関を開けると、すぐにママが飛び出してきた。



「那由多くん、いらっしゃい!」




那由多は斜めに肩から下げていたスポーツバックをおろす暇もなく、


ママに引っ張られるようにリビングへ連れていかれた。

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