第46話

「いらっしゃい!疲れたでしょ、入って入って!」




那由多のママに案内されて、玄関へ入る。




那由多の新しいお家はマンションだった。


アパートよりもずっと広くて綺麗な部屋。




私は見回して、わぁっとため息を吐いた。




「素敵なお部屋ねぇ」


「ありがとう。でも、まだ家具もそんなに入ってないから広く見えるだけよ」


「またまたー」




ママたちも久し振りに会って楽しそう。


パパたちはもうソファに座ってお酒を飲んでる。




「那由多、学校から帰ってからずっと駐車場で待ってたのよー」


「えぇ!?」




そんな言葉が聞こえてチラッと隣を見たら、那由多は真っ赤になって俯いてた。




照れてる那由多も久し振り。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る