第102話

「お待たせいたしました」




私は悶々と考えながら知佳さんにランチセットをお出しした。


焼きたてじゅうじゅうのハンバーグプレート。




「ん?」


「え?」




首を傾げた知佳さんに、私もはっと我に返る。




え、どうかしたのかな?


何か足りない?




お菓子は先にお出ししたでしょ?


ランチも今お出ししたし、お茶は知佳さんは食後だよね。




「いただきま~す」


「……?」




それ以上思い付かず悩む私に対し、何事もなかったかのように食べ始めた知佳さん。




さっきの反応は、一体?


今度は私が首を傾げながらおいしいおいしいと頬張っている知佳さんを見ていた。




一口大にナイフで切り分けられていくハンバーグ。


そして別のお皿に盛って出したライスも口に運ばれていく。




順番に2枚のお皿を行ったり来たりするフォーク……。

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