第95話
私は上機嫌にコーヒーカップにお湯を注ぐ。
そしてスプーンでくるくると混ぜてからカップを君の前に置いた。
「どうぞ」
「……」
……。
……。
あれ?
なにも言わない君。
カップに手もつけない。
「あの……?」
どうかしたのかな。
っていうか、なんでこっちをじっと見てるのかな。
……。
やめて欲しい。
だって、ほら。
鼓動がどんどん加速する。
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