第91話

「おいしそうね」




お客さんはそう言ってサンドイッチに手を伸ばした。


そして一口。




「ん!おいしい!」




顔を綻ばせて食べてくれた。




「ありがとうございます」




私も嬉しくて、思わずへらりと笑ってからお礼を言った。


気に入って貰えて良かった。




「本当においしそうですね」




そんなやり取りを見て、親子連れのママさんが言った。




「そうなの、おいしいのよ」




そんなに誉めてくれるなんてなんだか照れる。


私はもっと嬉しくなって、ふたりにサンドイッチのレシピをメモに書いて手渡した。




調子に乗ってる自覚はあるけど、気にしない。




「よかったらどうぞ」


「まぁ、ありがとう!」


「作ってみます!」




こういうやり取りって楽しい。

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