第84話

読んでいる内に眉間に皺が寄るくらい難解な推理小説がたまにある。


そういうものほど、いつも深みにはまるんだ。




そういうことなのかもしれない 。


今となっては悔やんでも悔やみきれない。




フリーなのは、っていうかフリーになったのは先日知ってしまった。




思いっきり遭遇したから。


すごい場面に。




知らなきゃよかった。


だってお客さんだし。




それにせっかく夢が叶ったところなのに、お客さんに恋なんてしてる暇ないし、そんな余裕もない。




…筈だったのに。




お店を持ちたくて、一心不乱に働いた。


昼はホテルのレストランの厨房で、夜はコンビニのバイトで。




だから恋愛なんて無縁だったんだけど。

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