第53話

私は音をたてずに、カウンター内に1脚だけ置いてある木の丸椅子に腰を下ろした。




君は、私のそんな行動や巡る思考には我関せず。


もう口を開かなかった。




言いっぱなし。


まったく君らしいよ。




だから、




黙々と新聞を読み進める姿をそのままぼんやりと眺めながら、私はもう一度考えてみた。






……。




すると、その内不思議なことに別の想いが生まれてきた。






そう言われれば、そうかも。


っていう想い。






なんでも全部うまくいったら、逆にそれが当たり前になってつまらないのかもしれない。


達成感とか感じないのかもしれない。




って。

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