第43話
ちょうど歌が終わったとき、またベルが鳴ってドアが開いた。
「いらっしゃいませ」
「よっ」
今度来てくれたのはお向かいのサーフショップのお兄さん、カズさんだった。
「なんか冷たいのちょうだい」
そう言いながら、入り口近くの席にどかっと腰を下ろす。
自分もサーフィンをやっているから、カズさんの肌は焼けて真っ黒だった。
「はい。甘い方がいいですか?」
「うん。すっきりしたのがいいな」
「かしこまりました」
カズさんの注文は大体こんな感じ。
紅茶はよくわからないから任せる、って言って私に一任してくれる。
だからいつも飲みたい感じの希望だけ聞いて、いろんなものを出していた。
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