第40話

君は私が準備をしている間、畠さんと親しげに話していた。




今日もスーツ姿。


仕事中じゃないのかな。




あ、もしかしてサボってるとか。


悪いやつ。




ま、私には関係ないから別にいいけど。




「お待たせいたしました」




粉とお湯を注いだだけのコーヒーと、マカロンの載った小さなトレイを静かにテーブルに置いた。




君はインスタントであることも特に気にせずに、美味しそうにそれを飲んだ。




……。




なんだかな。


その顔を見ると、仕方がないなって気になってしまう。




これは顔がいい人の特権かもしれないと思うと、ちょっと悔しかった。

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