第38話

「どうも」




それに当然のように応えながらカウンターの真ん中、私の真正面の席に座ったのは、


最低最悪の君。




「ご注文は?」


「コーヒー、ひとつ」




……。




なんでよ。


全くもって理解不能なんだけど。




うちは紅茶しかやってないって言ってるのに、またコーヒー。


マジでウザいんだけど。




ああ、このまま帰ってくれないかな。


なんて……。






駄目だよね。




お客さん相手に暴言を吐くなんてことを、またやってしまわないようになんとか思い止まって、私はふうと小さく息を吐いた。




そして準備を始める。


コーヒーの。

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