第18話

今日はマフィン。


明日はスコーンとこの苺ジャム。




工事は駄目だったけど、お菓子なら自信があるから、私はこれらをサービスで毎日つけることにした。




これはオープンから2ヶ月近く経った今も継続中で、やめる予定はない。


だってお客さんの、




「おいしい!」




これを聞いたら、やめられる訳がないから。




「ね、ね。このマフィン1個持って帰っていい?」


「もちろんです!お詰めしますね」




セクシーにお願いする知佳さんににっこり笑いかけて、私は紙袋にマフィンを何個か入れた。




「ありがと」


「いいえ」




知佳さんはお礼を言ってくれたけど、それはこっちの方だって思う。


本当に感謝してもしきれないんだ。




だから明日用に作ったできたての苺ジャムもおまけにつけて、私は紙袋を手渡した。




知佳さんはそれに大袈裟に喜んでくれてから、お会計を済ませて自分のお店に帰っていった。

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