第24話
「放課後のグラウンドは部活優先だ。全力で走れる様なところは使えんだろうよ」
「そんな……」
じゃあどうしろっていうんだよ。
俺は項垂れて、その場に立ち尽くしていた。
だから、必然的においていかれたかたちになる。
先生はその場で足踏みしながら俺を振り返った。
「だから言ってんだろうが」
そしてもう一度、
「作りゃあいい」
そう言った。
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