2,成光の過去2

第12話

あの日、


8歳になったばかりの

成光は、


小羽と福助と一緒に

3人の供を連れて、


小羽の実家の屋敷に

来ていた




浅黄城から

二時間程歩いたが、


成光は自分の祖母に

会えるのが楽しみで、



一つも文句や

泣き事も言わず


嬉々として向かっていた




小羽の父親で有り

成光の祖父は、


成光が生まれると

直ぐに亡くなったが、



祖母は元気で病気もせず、


時々遊びに来た成光と、


いつも日が暮れる迄遊んだ





小羽を含め大人達は、


嬉しそうに歩く成光の姿を見て

満足そうに笑った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る