約束、守れなくてごめんね。


とっても、長い夜だった。


散々泣いた後彼は眠りについた。

彼の顔を最後に眺めて、私は自分の居場所に帰るんだ。


一年後、、


「おはよう!おーいおはよう!」


彼はとても怒った様子だった。


私の言葉など無視して、さっさと車に乗り込んだ。


「そんな怒ってないでさ、私のこと無視しないでさ、笑ってよ。今日は約束した日でしょ?イルミネーション、二人で一緒に行くんでしょ?」


彼は怒った表情のままイルミネーション会場に向かった。


到着すると、見渡す限り、全てがライトアップされていて、私は思わず泣いてしまいそうになった。だけど泣くことのできない私は、無理やり笑った。


ふと、彼の顔を見ると、彼は、鼻水を啜りながら、溢れ出る涙を袖で拭き取りながら私の名前を呟いていた。「あかり、一緒に来るって約束したろ。なんで約束守ってくれないんだよ。そんなの、あんまりだろ、、」


そう言いながら泣く彼の手には、ビール片手に微笑む私の写真があった。


「ごめんね、一緒に来るって約束したのにね。ごめん。」


「あと、私、最後の方はビール、美味しく感じてたんだよ。君のおかげだね、ありがとう。」


精一杯泣いて運転もして疲れたでしょう。家に帰ってビール飲んで、寝なね。


君が眠るその瞬間までは隣にいてあげるから。


この日はとても長い夜だった。


彼が眠った後、私は彼の頬にキスをして、未練のないこの世界にお別れをしました。


「愛してる」

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口約束が叶わない。 下条 明夜夏 @koko9314

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