子育て・教育には善い面、悪い面があります。どういった方向性で、どういったことを学ばせるのか悩みながら子どもの成長を見守っていくのは、最も価値のある善い行いでしょう。
そして同時に、その行いは『洗脳』であり『理不尽』であり時には『暴力』にもなりえます。光と闇、どちらにも成りえるのが子育てではないでしょうか。
この小説の著者は、『光』も上手に突きながら『闇』を浮き彫りにしてくれます。その様に私は震える一方です。
主人公は自分自身をモノに加工して適切に使ってもらうために、勇者に情操教育を施そうとします。もうこの段階でみんな幸せになりそうになく、少なくとも勇者は絶望に浸ることが確定しています。
主人公は善意でやっている分、余計に悲惨さが強調されています。勇者くん、この仕打ちに耐えられるんでしょうか……
今後が気になる作品です。皆様も読んでみてください。