第35話
「待て待て待て‼洗濯物を救助してからね‼」
「いいだろう」
「ソレ気に入ったの‼??ハイド‼」
って、ツッコミもそこそこにベランダに突入。
「つっめたぁっっ‼」
雨っっ冷たっっ‼‼
「ちゅっめたぁっっ‼‼」
「ちっっめたぁぁぁ‼‼」
「おんわーーー‼??あんた達は来るんじゃなーいっ‼‼濡れて風邪引くでしょーがぁぁぁぁぁ‼‼」
またまたあたしを追いかけてきた二人を確保する。
屋根はね、ちゃんとあるんですよ。
だから雨は本当だったら平気なんですよ。
しかーし‼
この・・・・リラ豪雨‼
風がっっ風が・・・
視線を感じて下を見れば・・・・ジトーッとあたしを見てくる二人。
「誤魔化したわけじゃないよ!?ただちょっと忘れた・・・」
「「それはちがうとおもう」」
進まないっっ‼‼
ペイぺーいっと抱えた二人をソファーに放り投げ再びベランダへ。
放り投げられたのが楽しかったのか、部屋からはキャッキャと笑い声が聴こえてくる。
ポイポイポーーーーーイと乱暴に洗濯物を部屋に投げ入れてたら・・・・・・・・・・・来たよね。
イタズラっ子達がね。
やっぱりね。
「きゃぁーーーーー‼‼」
「ちゅっめたぁっっ‼‼」
「ごるぁっっ‼‼踏むなっっ‼‼蹴るなぁっっ‼‼」
「「ニャハハハハハハハ‼‼・・・・・・・‼??」」
ズルッッ‼‼
「ノンッッ」
「ストップッッ」
ノンストップ‼??
いやいや、めっちゃストップしたがな‼‼
ベッタァァァンと絨毯に転がる二人。
「ほら、みなさい‼‼悪いことするとバチがあたるんだからね‼」
慌てて二人に駆け寄り助け起こす。
頭は打ってないから、良かった・・・。
「ふっぅぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん‼‼」
「うっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん‼‼」
おおおぅ‼??
大合唱‼‼
本当にこの双子。
見事にシンクロする。
てか、洗濯物を入れるだけでこの騒ぎ。
「痛くない。痛くない」
打ったであろうお腹を撫でてやると少しずつ泣き止んできた。
あたしも二人も結構濡れたな。
よしっっ‼‼
「お風呂入ろう。八千流、ハイド‼‼」
「「おふろ・・・・??入る‼‼」」
ペカーッと笑顔を見せる二人。
現金なことで。
「んじゃ、下りよっか」
「「おりるー」」
この洗濯物はもう一回洗濯だな・・・。
あたしは洗濯物を籠に入れて持ち上げた。
「ママ抱っこ出来ないから、階段気を付けてね」
「だいじょぶ」
「まかしぇろ」
ドヤ顔で頷く二人。
本当か?
その自信はどこからくるんだ??
あたしの心配をよそに二人はなんなく階段を下りきったのだった。
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