ツバキ姉妹との会話が落ち着いたのでモモも呼んで色々決めようと言う事になった。

「ツバキ姉さん、話し合いは纏まりました？」

「話し合いと言うほどではないが、決まったよ」

「ここは俺から言おう。モモ、君との間にその……子供が欲しい」

「えっ？はい。本当に……嬉しいです。……ですがツバキ姉さんが最初ではないのですか？」

「おいおい、一番最初に結婚したのモモだろ？モモからで間違いないよ」

「でもツバキ姉は年齢が……」

「なんだ？喧嘩売られたのか？そんなに変わらんだろ。セートよりは少し上だと思うが」

「多分俺もそんなに年齢変わらないと思うが。一応皆の考えで、モモに子供出来たらツバキ姉妹に守てもらう。落ち着いたら次はツバキとの子供を作り二人に守ってほしい。最後はサザンカと」

　「多分ローズマリーたちも手伝ってくれると思う。遅くなったが俺はこの世界でモモ、ツバキ、サザンカと最初に結婚し皆を大切にして生きて行こうと思ってる。ただ恋愛など経験がない。何か希望が有れば言って欲しい。基本不器用だから皆で話し合ってこれから先の人生を良くしていきたいな」

「じゃあ、その……ね、今夜からそう言う事を始めてもいいのかな？」

「もう少し待ってもらえない？」

「心の準備とか言うやつ？」

「いやそうではなく、今出来たら結婚式の時に動きにくくないか？体調の事も有るし、ドレスは作り直せばいいが、時間がかかるからね」

「そうだね。結婚で式するんだよね。ありがとう。何か王族みたい。」

「まあ今代表やってるし、完全に間違いではないね」

「でも今日から夜一緒に寝たりは大丈夫だよね？」

「そうしてもらえると助かる。今まで何度か一緒に寝たけど、あれ凄く落ち着けるんだ」

「少し位なら進んでも良いのですよね？」

「サザンカ……何かしたいことあるの？」

「今まで横で寝たりは有りましたが、その直接触れたりは自重してました。正直に言うと異性の体に興味が有ります。見たり触れたりは構いませんよね？」

残り二人も似たような感じだったので、無理に脱がせたりしない程度なら許可を出した。

　「気を付けてほしいのが他国がこの結婚を知ると３人を狙ってくるか、新たな嫁候補を送ってくるかもしれない事だ。出来るだけ一人での行動は避けてくれ。あと毎日同じことをするのも控えてほしい。動きが予想できると奇襲される可能性が増える。出来たら全員一緒に行動したい」

３人からは了承された。

「最後に……もう結婚すると決めた以上、これから先は共に暮らしたいと思う。それには不満を貯めない事だと思う。何か思う事が有れば言って欲しい。とりあえず話し合いで改善したい」

　「ここに俺が初めて好きになれた三人が居る。一人相手でも自信ないが、いきなり三人だ。間違いなく不満は出るだろう。でもみんなで楽しんで生きていきたい。これから長い時間よろしく頼むね」