恋愛をするのが好きだった


遠くから尊いと拝むだけ


昔は冬は恋の歌が多かった


そんな平成を過ごした


今は季節そのものが災害で


夏は出来るだけ外出しないようにと


熱中症警報が流れ


今年の冬も大雪で


夫は交通事故を見る度に報告してくる


そんな中でも季節の美しさを


楽しさを


豊かさを


恵を


ツイートしている人を見ると人間って強いと思う


「にんげん」っていう生き物が発生した時から


私の御先祖は生きていたのだと思うと


つっよ!


と思う


飢饉も疫病も戦争も


私の先祖は乗り越えてきたのか


私はエアコンとヒーターが無いだけでもう死んでしまう


のに


冬は恋の季節だった


今もそうであってほしい


強く図々しく生き残ろう


口には出しにくいことだけど


たくさん子が産まれるといいなと











  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自由詩みたいなのを書いてみたい。 @beni_haruka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る