三人の変化と真偽

「中三木さん。ありがとうございます。」

「え…」

「中三木さんに言っておいたんですよ」


菊柿さんに話しかけられて、勘繰られることがあったら、5点のワードを出してください。


「こういったらちゃんとやってくれました。」

「ああああああああ。もうごちゃごちゃうるせえ」

「では、次は、菊柿さんの行動ターンです。ほかのプレイヤーは、別室にご移動ください」

そういうと僕たちは、別室に行った。


「次はどこを開けるつもりなの?」

「5点を開けようと思ってます」

それ以上聞くのは気が引けた。

「そういえばあんたなんでspecial game の出場乗り気だったの?」

「ちゃんとした大会に出たことがなかったじゃないですか。」

「そういうもんなのね」


「では別室から戻ってきてください」

かれこれ20分待った。

戻った先は、さっきまでいた白の中に机があった部屋ではない。

花柄に囲まれた部屋だった。

しかも机の上には、5点のチップ入れがなくなっていた。

「これあんたの仕業なわけ?」

「ああ、そうだ。」

「あんたもしやチップを持っていたなんてね。」

「ああ、俺の能力は、『指名変更』この能力のおかげだな。」

「どういう能力なのですか?」

「言いたくないといったらどうする?」

「諦めますよ」

「まあいいよ。言ってやる。」

「「え?」」

なんでいうんだまず得もないはずなのに。

「でも先に選んでくれよ」

そういわれたから仕方なくといった感じで1点に触れる

中にチップは…入っていた。

「美紅さんプラス1点で、4点となります」


美紅さん  杮さん

  4点    ‐5点


「能力はどんな内容なんだ」

「俺の能力指名変更は言ったものが別のものになるというものだ。例えば、この机を消して、カーペットとかな。俺は5点を消して花柄の壁にした。」

「なんで能力の内容を言ったんだ?」

「このとくヴェつ能力1回きりしか使えないんだよ。」

え…まあ何回使ってもいいなら必勝か。

「この能力は強弱あるんだが使いやすい能力でよかった」

「次は行動役の美紅さん以外の人は、別室に移動してください。」


これは賭けだといっていたのは何だったのだろう。

考えたって意味がないかもしれないがこれは何なのだろう。

「別室から戻ってきてください。」


「さてどれに入れたんだろうなー」

これだ、と壁にもたれかかりながら触ったのは触ったのは3点だ。

中にはチップが入っていなかった

「杮さんがプラス5点です。」

え?

「なにいってんだ。違うだろ」

「間違いはありません。では、菊柿さんが行動役となりますので他の人は別室に移動してください。」


「まったく、アイツなにしたの?」

「嘘ついたんでしょうね」

「賭けは成功したの?」

「はい。大成功です。」

「それでは別室から戻ってきてください」


「おい 俺は優しいから言ってやるよ、1点は空だ」

そういわれた途端美紅は1点を触った。中身はあった。

「もうー嘘つかないでくださいよ。」

「すまない。」

「次の行動役は美紅さんです。他の人は、別室に移動してください。」


「おまえ、5点はなくなったんじゃなかったのか?」

「俺はうそつきだからなー」

「いま私たちそんなことばを求めてるわけじゃないから」

「それでは別室から戻ってきてください」


「オレはやっぱり3点で攻める」

そういって壁にもたれかかり3点に触れた。

中身は入っていなかった。

「杮さんプラス5ポイント獲得です。」

美紅   杮

 5    5


並んでしまった。

「では、杮さんが行動役ですので他の人は別室に移動してください。」

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