第6話

「僕はただお嬢様の傍にいたいのです。

それだけ、なんです。」




目の前の…華奢な身体を押し倒して




「……お嬢様を、僕のような闇の生き物にしたくはありません。」




繊細な首筋に噛み付いて




「……だから、」




貪って……吸い付くして




「だ……からっ……」




彼女の全てを奪って……永遠に





「ネオは……私のことが、嫌い?」



「………っ、」




僕だけの彼女に――…。




そんな欲望に

気付いてしまった闇夜。

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