第23話

いつもどこか寂しくて苦手だった、最後をしめる、垂れ柳の花火。




その余韻の長い黄金色が、今はひどく美しくて、ひどく愛しい。




「ずっと一緒にいような」




今日の耀きは最後じゃなくて、

私達の新たなスタートだから。




「…幸せ」




流れるように散ったはずの黄金色の花は、キスのために閉じた瞼の裏でも。




きらきらといつまでも煌めいていた。









龍奈 リュウナ

[完]

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