ちいさな旅

それは

せつなの、できごと

だ、けれど

とちゅうげしゃ

した

えき

の、ぶんだけ

ゆっくり、と

じかん、が、ながれて

おもいで

ゆび、に

きざまれる


旅のしおり

かばん、に、入れた

の、に

こんな、に

たいせつ

に、なる

なんて

おもって、いなかった

の、かも

しれない


授業、が

はんぶん

だけ、だった

日、の

ほうかご

とても、たのしくて

おだやか、な、しあわせ

かみしめる

たび

ゆうよ

こなゆき

に、なって

とけ、て

ゆく


ゆび、さき

ひどく、かじかむ

すこし

ふかく、ねむりすぎてしまった

よる

と、似た

さびしさ

しかた、の、なさ

おしよせて、くる


たぶん

後悔は、ない

と、かんじる

のは

わたし

が、まだ

そういう

おとしごろ

だから

なの、だろう


こころ、の、そこ

から

おもいのこした、こと

が、できた

とき

はじめて

ちいさな旅

おわる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

しょうそうがやむ、ときまで 絃亜宮はと @itamiya_hato

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ