第4話
「…y。…kや。白夜。」
その声で目が覚める。
誰かに呼ばれているようだ。
俺は顔を上げる。
「もう,白夜ったらずっと寝てるんだから。」
そう言ってくるのは,高校生にしては幼く見える俺の幼馴染,
体躯は小さいのに何かと俺の面倒を見てこようとする母性持ちだ。
「別に寝ててもいいだろ。んで,次なんの授業?」
流石に一時間目ぐらいは飛ばしてるだろうと思って聞く。
「やっぱりちょっと寝ぼけてるじゃん!もうお昼だよ!?」
スゥ…。
マジですか…。
どうりでいい匂いが教室に立ち込めているわけだ。
「王子様はまだおねむなのかな?」
そう言うのは二人目の幼馴染である,
こちらは藍と違って身長もアレも大きい。
俺の相談相手だ。
藍と環奈と俺。
毎日この3人組で昼食を食べる。
まぁほとんど俺は寝てるんだけどね。
「はぁ,とりあえずさっさと食べるか…。」
俺たちは昼食をとり始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます