第4話 実感の無いまま時間だけが過ぎていく
チューブが外され身なりを整えた夫が
そこに寝ている。
何一つ変わらない夫がそこにいる。
たが、動かない。
体温を感じられない。
全く、実感がわかない…
涙をため、微笑みながら夫を見つめる家族
覚悟はしていた夫の死
みんなが知っていた夫の頑張り
「家に帰ろう!」
さみしん坊の夫を1人には出来ない。
1度家に連れて帰ることにした。
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