誘惑の斬首
究極の
味と同じく、万能は無い。
育ち、記憶、思い出、印象
母や故郷の味と同じく、
匂いも人生を物語る。
万人が彷彿とする香り
花香油?麝香?竜涎香??
・・・どれも違う。
趣向という範囲では無い。
例えば・・・・・・
幼子の匂い「ノナナール」
異性の「フェロモン」
彷彿なる「リビドー」
鼻で感じる世界の話ではない
そんな物は
脳で感じる、究極の香り・・・・・・
血を吸いつくした木の臭い
これも悪くは無い
錆と血に塗られた鉄刃
これも悪くない
ギロチンに群がる人臭
そして
死の瞬間・・・・・・
この匂い・・・・・・
これだ・・・!!!
~誘惑の斬首~ 了
『心霊カンパニア』本編⇩
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