第2話
俺はとある場所で抱き抱えられていた。そして抱き抱えた人物とは、「えっ、柳さん?なんで柳さんに抱き抱えられているんだ」と俺は疑問に思った。俺は「そうだ!これは夢だ」と思い、辺りを見回した。すると、窓ガラスに反射した赤子のような姿が見えた。
「まさかなっ‥」と俺はもう一度目を閉じ、眠りについた。そして目が覚めると柳さんにまた抱き抱えられていた。「また夢かっ」と思い、恐る恐る手や足、声を発してみた。すると、やはり赤子のような声や手足で俺の意思と同様に動いているのがわかった。「まさか、産まれた赤子に転生したのか」と状況を呑み込んだ。すると、インターホンがなり、柳さんは抱き抱えながら扉へ向かった。そして扉を開けると隣の葛城さんだった。俺は葛城さんが元気そうでほっとした。「お子さん元気ですねー。少し抱っこさせてもらってもいいですか?」と葛城さんは言った。「良いわよ」と柳さんは言い、葛城さんの腕へ俺を渡した。俺は緊張したのか、泣きわめいていた。葛城さんは、「よしよーし。かわいいですねー。やっぱりママがいいのかなー?」と身体を揺らしながら、柳さんと笑顔で話していた。そんな近くで話しているのを見て「めっちゃ可愛い、やべー」と思いずっと叫んでいたが、側から見ると泣きわめいているかのように見えて葛城さんは、「やっぱりママぢゃないとダメですね」と微笑みながら言った。葛城さんは俺を柳さんの腕へ戻し、また来ますねと出産祝いのお茶菓子を柳さんへ渡して自分の部屋へ戻った。俺は「優しいし可愛いなぁ」と再度思った。「よし、決めた!俺は葛城さんと絶対結婚する!大きくなるまでは葛城さんを守るぞー」と赤子の姿で決心した。こうして、俺の一度終わってしまった人生は再度動き出した。
さぁどうなる!第三巻!乞うご期待!
生まれ変わったら隣の息子になっていた件 @sakuto1993
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