第20話 3回目診察・術後30日後から終了まで
前回の診察から1週間過ぎて軽い運動を始め、痛み出血等違和感は何もない。
けど、重いものを持ったり、固い蓋を開けたりするのは相変わらず、ダンナくんに頼りきり状態だ。
でもこれは慎重にしているというより、元々ほとんどやってもらってたのを、手術後はなおさら気にして「あ、やるよ?」とすぐに動いてくれるダンナくんを見るのが胸キュンで、やる振り多発して甘えてるだけの話で、身体的にはとっくに問題なさそう。つまりはほぼ通常生活である。
一応、自分では問題ないと思ってたけど、運動で悪化してないかちょびっと不安。でも今回の診察では、かなり腫れも引き綺麗になってるとのこと。
そろそろ便を硬くしていくため、緩下剤の量を減らして調節し、硬すぎたりゆるすぎたら自分で回数調整して良し。
普通便(バナナくらい)かやや柔らかいのが理想。
軟膏は、まだ外部に傷があるので今使ってるチューブを使い切るまで。
今までは内部の状態を確認することは出来なかったが、今回は痛みが大丈夫なら確認し、問題なければ仮免扱いで通常生活に戻って良い、とのことで重要な診察です。
一応、まだ糸は残ってるけど、この時期は傷跡の腫れで埋もれてあまり見えないそう。
内部を広げるとまだ出血はあるけど、これも通常のことなので問題なし、だそうです。
これが仮免ということは本試験があるわけで、いつですか? と聞くと2週間後でした。それで最後になるのかな? やっと終わりが見えてきたぜっ。
この日もGさんと会ったけど、彼女は便秘が続いてて不安になってレントゲンを撮ってもらったそうな。それで特に異常はなかったらしい。
よくよく聞くと、一日一回は出てるというので、便秘の定義が判らん……となりました。
一日一回出してたらいいんじゃないのかな……? 食べた量に比べて少ない気がする? それが消化したってことなんじゃないのかね?
この後は、2週間後にまた診察を受けて問題なし、と言われたものの、その1ヶ月後に最終診察(本試験)になりました。かなり大きく切ったみたいなので、傷の治りが想定より時間がかかったのかも。
一応、肛門狭窄ではないが筋肉が強いので、トレーニングの意味で少し息んでよいが、やり過ぎると内部再発のおそれがあるから、トイレに座ってる時間を短くするように。出ない時は見切りをつけてすぐにトイレを出るように。
1、2ヶ月経って狭窄が気になるようなら、1日、2日入院して切開。外部の腫れ的なのは気になるならこれも切れるが、手術痕ということでご勘弁を。
手術では痔を全部取ったわけではなく(これは手術前から言われてた)全部取ると切る部分が大きくなりすぎて、治っていく時に広がりの悪い硬い肛門になってしまうから、小さな芽のようなのは切除せず注射も混ぜて対応しますとのことだったので、再発しないよう今後は便秘や下痢をしないよう心掛けて。
そして、先日、1ヶ月後の本試験を経て、めでたく一連の治療は終了となりました。
狭窄を恐れて毎日快食快便を心掛けた結果、先生にも「うん、きちんとトレーニングしてますね。大丈夫、毎日ちゃんと使われてるのが判ります。狭窄は問題ないですね」とお墨付き貰ったよ。
手術痕は外見上だけのことなので、手術いらんっ! ということで。
手術自体は軽いもの、とはいえやっと治った内部にも影響出て、今回のように内も外も腫れてしまうとのこと。それゆえの入院であり、治っていく過程の生活抑制も今回と同じルートを辿る、と聞いたらそんなのやらなくていいわ、となりました。
これで……これで……やっと終わったぜ……。
もうここに戻らずに済むよう快適トイレは片付けて、生活に気を付けて頑張りますから!
先生はじめ看護師さんやスタッフの皆さん、本当にお世話になりました。
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