第7話


 将棋の実戦は、無数にこなしてきて、現実に将棋を指す場合のノウハウや必勝法、心構えなど、そういうことについても蘊蓄は多々ある。


 将棋の世界には「格言」がいろいろあって、具体的には、「王より飛車をかわいがる」、「下手の棒銀」、「歩のない将棋は負け将棋」、「三桂あって詰まぬことなし」、「銀は斜めに使え」、「桂馬高跳び歩の餌食」、「早逃げは八手の得」、「手のない時は端歩を突け」、「序盤は形、中盤は駒得、終盤はスピード」、等々です。


 だから一面の真理で、ケースバイケースですが、概ね当てはまるので、よく参考にはします。こういうのの辞典もありそうだ。


 ボクも、指す相手のソフトで、なんか戦法が違ってきたりはします。

 PSPの「東大将棋」や「激指」はアルゴリズムが似ている感じで、オーソドックスで、決まり切った指し口が多くて、で、こっちもだんだん同じ筋ばかりなぞったりしがちになる。これは古いAI将棋の、一種の弊害ですが、相手が別の、スマホのいろんなソフトだと割と自由自在に破天荒な?指し方をしてくるので、こっちもかなり対応が局ごとに変化する。こっちのほうが、発想として柔軟なので、将棋の上達にはいいかも。


 プロの棋士は、最近はパソコンを使って研究するひとが多いらしいです。

 が、ものすごい研究家、理論派もいれば、「将棋の研究は一日に詰将棋10分、あとは競艇をやって勝負勘を磨いている」という人もいるらしいです。


 将棋ソフトの、開発者というのがどういう人で、どういう発想だかで性能をヴァージョンアップしているかとかは、まったく無知で、調べたこともないですが、前に「魔将FOREVER」という短編で、最強ソフトと名人の対決の話を書いたことあって、すると、そういうのに詳しいらしい人から、「こういう風に過去の棋譜を無数に参照するということは実際にはなくて、AI同士が何万局という実戦を積み重ねて、で、だんだん強くしていくのが最近の方法やりかた」みたいなコメントをしてくれた。


 で、これはネットニュースに、「フェイク?」かどうかわからんが、ソフトの開発者に話を聞く、という記事があって、普通にインタビューしているのですが、開発者の使っている、いろんな特殊な専門用語が、聞いたことも観たこともないおっそろしく難しいヘンな言葉で、複雑で、英語ばかりでもないのですが、なんだか「わざとありえないSFチックな言葉をたくさん捏造して、ソフト開発を高尚で?不可解な高みに祭り上げる?とかなんかそういう意図で、あるいはシャレで?フェイクをファブリケイトしたかと疑いそうな?ヘンな記事を見かけたことあった。


 現実にどういう風に人間よりも強いソフト、日進月歩に強さに拍車がかかりつつある人工知能のアルゴリズムを、専門のエンジニアが開発しているのかという、そのドキュメントがあれば観てみたいものです。


 少し長くなったので、いったん〆ますが、ボクは調べたりメモしたりということをだいたいしない習慣で、思い付きでこういうことを書いているのがメモ代わりです。

 

 最近の将棋ソフトの周辺のあれこれについては、興味もあるので、少し調べてまた改めて書き継ぎたいです。

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