第三十話 地球最大規模の戦い

「すげーな、マジで落ちないわ」


 高度一五〇メートル辺りだろうか。この高さで風一つ感じない。目前には紺碧の青空がどこまでも広がっている。


 これらはすべて俺の脳内の設計図をナチュが表現したものだ。


「ロボアニメみてえだ……実感沸かねー、ナチュに乗って世界救うとかさ」


「イメージは怪獣映画なんだけどね。燃えるよね」


 俺と涼介は子供のような顔で笑い合う。


「ほんっと……男ってバカ……さっさと終わらせて地上に戻るわよ」


「……美羽、男もいいもんだよ」


 空が意味深に呟く。


「みんな頑張ろうね!」


 椎名がいっぱいの笑顔で両手を握った。


 視線のずっと先にいる、黒い体躯のカオスナチュを発見した。涼介がにやりと笑う。


「……あいつに海斗の妄想必殺技をぶち込めばいいわけか」


「そうだよ、頼んだ、涼介」


 俺はナチュの頭部から生えている植物に近づいた。脳内に電気のようなものが走る。


「なっ……なにっ、これ」と美羽。


 どうやらナチュからのテレパシーらしい。今俺たちは一時的にナチュと同期している状態だ。


 植物からは五本のツタが伸びていて、先端には幼少期に遊び尽くした様々なゲーム機のコントローラーが取り付けられている。俺は自分のを拾い上げると胡座を組んだ。


「みんなも手に取って。自分のどれかわかるでしょ」


「うわぁ……懐つかし、もう何世代前のだよ、俺はやっぱこれなんだよなあ」


 涼介は懐かしそうに一番使い込んだコントローラーを手に取って、俺の隣で胡座をかいた。


 みんなも自分のコントローラーを取ると、横に並んだ。友達の家でゲームするみたいに。


「どきどきするなあ」


 椎名がコントローラーを慣れない手つきで握ると不安そうに呟く。


「……じゃあリーダー、いっちょ今回の作戦指示をお願いしますわ」


 涼介が俺の背中を強く叩いて、そう言った。


「カオスナチュを無力化し、地球を救う!」


 ナチュが響くように啼くと、前方の青空一面に“Mission Start!! Ready Fight!!”とグラフィックが表示された。他にも数々の半透明ウィンドウが表示される。


「……ここまでくるとゲーム脳も驚異的ね……凄いわあんたの頭の中。キモオタの鏡」


 宙に浮かぶウィンドウに目を奪われながら美羽が呆れ声で言った。


「褒め言葉として受け取っとく。……簡単に説明するけど、このコントローラーはナチュの意識と連動しているんだ。入力した情報をナチュが読み取ってその通りに動いてくれるはずだ。それぞれのコントローラーは操作内容が全然違うから、各自、担当のウィンドウをしっかり見ておいてね。ナチュと同期してるから操作方法はなんとなく頭に入っているとは思うけど」


「各自の役割分担は……?」


 空が髪を一本に縛ってコントローラーを握る。


「俺が基本操作のすべてを担当する。涼介には特殊攻撃アクションを頼みたい。空はターゲット操作と対象の状態確認、攻撃予測、瞬間回避。美羽はエリアマップの確認と、逃げ遅れた人の調査、救助活動。椎名はナチュの各種ステータスの状態管理、ダメージを負った際のナチュの治癒回復をそれぞれ担当してほしい」


「わ、わたし……き、緊張するよ」


 椎名は胸に手を当てて小さく深呼吸をした。


「椎名、みんなついてるから大丈夫だよ。一緒に頑張ろう……よし、行くよ、ナチュ!」


 俺は左スティックを前に倒した。ナチュが特殊な脳波を受け取ってヒレのような手足で進む。


「「おおおおおぉぉ~」」


 大地を揺るがして前に進むナチュに感動を覚える一同。


「あ、これが唯香おねーちゃんと恭一郎せんせってことね、すっごーい映画みたーい」


 美羽は左上に表示されているマップ画面のカーソルを自分のコントローラーで操作し、緑色の点で表される二人を確認した。


 俺はL2トリガーを押しっぱなしにする。するとナチュの背中から蕾のようなものが生え始め、それはやがて大きな翼となって咲いた。そのまま左スティックを強く倒すと大空に羽ばたいた。


「美羽、まずはこの周辺に逃げ遅れた人がいないか確認してくれ」


「オッケー」


 上空からの視察を開始する。カオスナチュとの距離は約一キロメートル。“ETCA”の戦闘機と混戦中のようだった。様々な兵器がカオスナチュに放たれるが、まったく相手にされていない。結果として、町は破壊され続けている状況だった。


 美羽はマップを拡大し、緑の点へカーソルを合わせ、“救助植物”を飛ばした。マップ上にはナチュが青三角で表示されていて、逃げ遅れた人々が緑の点で表示されている。


「こんな感じ? 廃墟の中に閉じ込められてる人たちを保護したわ」


 救助植物はナチュの頭部から発射され、花が咲くように半透明のバリアーを作りだした。


「十分だよ。……よし、そしたら涼介、空。遠距離で先制攻撃してみてよ」


「了解、ちょっとまって」


 空が指を小刻みに動かして画面上のカオスナチュをターゲットする。


 涼介は緑色のウィンドウからナチュの攻撃アクションを一つを選択した。


「永久の眠りを誘う、大地恵み! 喰らえ! 『プラントレーザー!』」


 中二病的な詠唱を叫び始めたのと同時に、目の前のウィンドウに突如コマンド入力画面が出現。涼介は難なく入力し終わると、“Excellent!!”と表示され、次の瞬間――ナチュは口から光線を発射した。一閃の光は空のマーキングを目がけて直進し、カオスナチュに直撃。


 途轍もない大爆発が起こって煙がもくもくと立ち上がる。爆風が収まると、先ほどの光線がツタの集合体であったことがわかった。見事に対象に絡みついている。


「状態異常『ツタ』を確認。移動速度が三〇パーセント減+一定時間移動不可」


 空がカオスナチュの状態の確認して告げてくる。対象のバットステータスにツタのマークが表れる。移動不能を表すアイコンだ。同じように移動速度低下を示すアイコンも見える。


「なるほど……威力一二〇、消費PP(プラントポイント)三〇、コマンド入力完璧でこの威力か……コマンド成功での恩恵は大体威力一・七倍くらいか? 海斗」


「流石涼介。“Good”が一・二倍“VeryGood”が一・五倍“Excellent”が一・七倍。だからコマンド入力は“Excellent!!”でよろしく。ちなみに“Bad”出したら〇・五倍だから」


「おいおい誰にものを言ってんだよ、俺は格ゲーの申し子だぜ。任せとけよ」


「……どーでもいいけど、今のって技名叫ぶ必要あったの?」


 美羽が呆れた表情で訊いてくる。


「必殺技は声に出してこそだろうが」


「わかる。少年漫画的なね、燃える燃える」


「いやー、やっぱ海斗わかってるわ」


「……ばっかみたい。あんたたち一体いくつなのよ」


 美羽がフンと顔を背ける。男はいくつになってもロマンを追い続ける生き物なんだよ。


「美羽はこんなこと言ってるけど……本当は男子のこういうノリに憧れてるところがある」


「空、なに言ってんのよ! そんなわけないじゃ――ってぎゃああああ」


 美羽の叫びと共に、俺たちの視界があっという間に赤と緑に染まった。――一面焔の壁。


「野郎、火吐いてきやがった」


「悪い。敵の攻撃アクション見逃した」


 空が悔しそうな表情で唇を噛む。


 どうやらカオスナチュの火炎放射攻撃を受けたようだ。透明な壁で守られている俺たちは無傷だが、ナチュは直接痛手を負っている。


「あわわ……ナチュのHP(ヒットポイント)が減っちゃったよ、火傷の状態になっちゃった。ちょっと時間かかると思うけど治癒していくね。ここは私に任せて」


 樹木を象ったHPケージが減少しかつ火傷のダメージを継続的に受けていく。椎名が操作する赤枠ウィンドウにはナチュの全身図が映っていて、点滅している部分に治癒を施していく。


「ナチュ、大丈夫? 痛くない? ごめんね」


 椎名の呼びかけに躰を輝かせて返事をするナチュ。先ほどの火炎放射でHPが二割ほど削られてしまった。自己治癒でじわじわ回復可能だとはいえ、なかなかの痛手だ。

 ナチュは黒焦げになってしまった躰を左右に振り、煤を飛ばしアピールする。


「みゅう!」


「ふう……よかった。とりあえず火傷状態は回復傾向にあるよ」


「しかし凄げーな、ゲーム映画よかよっぽど臨場感あんぜ、これ」


「いいからさっさとドカンと一発強いのでキメちゃいなさいよ」


「ああ? なに言ってやがんだ、初めから大技出すバカがあるか、こーいうのはまず通常技で相手の力量と出方を見てだな……」


「結局ダイレクトにダメージ喰らっちゃったけど」と空。


「こ~ら、お前ら! 目の前に集中してよ、地上に降りるぞ。まずはあいつをここから離す」


 俺はL2トリガーを離しそのまま町中の一般街道に着地した。道路に転がっている大量の車や障害物がひっくり返り、ナチュの体が少し接触しただけで、周辺の建物は瓦礫のように崩れた。


「うはぁ~……まるでウルトラマンの登場シーンだな」と涼介。奇遇にも同じことを思った。


「被害総額いくらだろ」と俺は呟く。周囲に人がいないからできる芸当である。


「そんなの“ETCA”がなんとかしてくれるでしょ、そんなことよりあんたら仕事しなさいよ、あたしさっきからめっちゃ忙しいんだから!」


 美羽は休むことこくマップ状に出現し続ける緑色の点を確認し、“救助植物”を飛ばしたり、ツタ使って安全な位置に逃げ遅れた人々を避難させている。


「おい、なんでイケメンだけノータイム救助なんだよ、バーコードのリーマンも助けろよ」


 ウィンドウ上に映る人物を確認し、涼介は美羽に難癖をつけた。美羽がマップ上の緑の点を選択すると、対象の人物の顔と、周辺の情報が表示される仕様だ。


「うっさいわね、別に区別してなんかいないわよ、イケメンは正義だけど!」


 頬を染めながら反抗する美羽の傍らで空が告げた。


「海斗、前方から二十秒後にさっきの『ファイアブラスト』が来る。被弾確率六〇パーセント、ナチュを左に寄せられる?」


「わかった、やってみる」


 距離はおそらく四〇〇メートルほど。戦いの舞台は破損したビルとビルの間。俺たちの正面にはこの町で唯一の超高層ビルにツタを絡ませ身動きが取れないカオスナチュがぷくっと躰を膨らませた。攻撃寸前の状態らしい。


 そして――一気に放出。長い首から『ファイアブラスト』が放たれた。


 ――すると突然、俺たちの周囲の時間が途端に遅くなる。ウィンドウにはいくつかのコマンドが表示され、空はそれを手早く入力した。すると“Excellent!!”の文字。


 回避アクションに成功したことでナチュは、迫り来る焔の渦を躱し空へと緊急回避する。


「ふう……ナイス、空」


「……当然」


 空は表情を変えずにそう言ったが、俺にはかなり嬉しそうに見えた。


「……心臓止まるかと思ったよう」


 椎名が本気で卒倒してしまうかもしれない。この手はできればやらないほういいだろう。


 宙でくるっと旋回したナチュは再び地面に舞い戻った。目の前にはツタに絡まったカオスナチュ。地面には極太のツタの先っぽが見える。俺はツタを咥えるようナチュに指示を出し、それを思いっきり引っ張った。


 地面を引っ剥がす音と共に高層ビルのバランスが崩れていく。そのまま強引に引っ張ると、高層ビルは半壊しカオスナチュの頭上に落下した。地形を利用した大ダメージというわけだ。


「ああぁ~……ビルがっ!」


 椎名が残念そうに声をあげる。


「いつか……弁しょ……いや、あの、地球のためだからさ……」


「海斗、誤魔化した」


 空が俺を厳しく指摘する。弁償は間違いなく無理だから言うのを止めた。


「ちょっと~あたしたちのほうが町ぶっ壊してんじゃないの……。なんか気が引けてきたわ」


「大丈夫だ、ウルトラマンだってそんなこと気にしてねえ」


 崩れゆく高層ビルの末路を見届けて、俺たちは各々の感想を口にした。ツタも剥がれてしまい、カオスナチュは自由の身となった。『プラントレーザー』と半壊ビルの攻撃である程度のダメージは与えられただろう。


 カオスナチュはこちらを睨み付け、その巨体に見合わない俊敏な動きで距離を詰めてくる。


「凄い早さで近づいてきてるわ! 避けて!」


「わかってる!」


 俺は翼を広げて、バックステップの準備をした。


「回避コマンドは成功だ!」


 空の強い口調が俺の耳に入る。ウィンドウには“Excellent!!”の文字が光る。

 ――鋭い爪の生えた巨大なヒレがこちらに押し寄せてくるが、ナチュはなんとか回避した。


「大丈夫、ナチュはダメージ受けてないよ!」


 椎名がそう報告してくれたが――カオスナチュのヒレは高温の熱風を発生させた。

 道中の建造物を破壊しながらナチュは数百メートル先までぶっ飛ばされた。まるで巨大な扇子による熱風攻撃のようだ。


 ナチュの首が動けば、当然見える景色も変わるわけで、まるで3Dアトラクションを体感しているようだった。ナチュの頭上で俺たちの悲鳴が止まらない。


「くー、やりやがったなあいつ、手品師かよ」


 涼介が苦虫を噛み潰したような顔をした。


「この周辺にはもう逃げ遅れた人はいないみたい。ただ後方二キロメートルに待避場所があるから、あんまり押されると危険かもしれない」


 確かにこれ以上町中で戦うのはリスクがデカい。俺は緑生い茂る部分に注目し、告げた。


「よし、山奥で戦う。ナチュ、移動できる?」


「み、みゅう」


 ナチュはボロボロの躰を起こして俺の操作通りに森に向かって飛び上がった。


「涼介、引き寄せる技でカオスナチュとの距離つめてくれ、空はターゲット調整を」


「……大丈夫、常にしてる」と空。流石はできるおと……いや、女。


「ようやく俺様の出番。待ってました、行くぜ、コイツに決めた!」


 涼介は技を選択し、出現した入力コマンドを難なく成功させる。そして感情のこもった声で、


「汝を冥府へと誘う一つの導き手とならんことを……喰らうがいい……『ドロープラント』」


「もう完全に言いたいだけよね、これ」


 美羽が完全に呆れ、俺と涼介に軽蔑した視線を送る。なぜ俺まで。


 ナチュから発射された粘着性のあるツタがカオスナチュに張り付くと、ナチュが噛みしめているツタをグイッと引き寄せ相手を持ち上げた。


 緩やかなアーチを描きながらカオスナチュは森林に叩きつけられ、周囲は大きく振動した。


 カオスナチュは体勢を立て直すと、こちらに向き直る様子もなく自分の足下の森林に向かって赤緑の焔を吐き始めた。立ち上る火は森へ山へ引火して、一瞬にして山火事ができあがった。


「なんだ……? あいつ一体なにやってんだ」


 涼介が首をかしげる。


「椎名、ナチュのHPどーなってる?」


「ん? ええとね……変わらな……あ、待って。……減ってる、ちょっとずつ減ってるよ」


「ナチュのHPは自然界と連動してるんだ……やつの目的は俺たちを倒すことじゃない。地球を破壊することなんだ」


 おそらく俺たちが放っておいたとしても自然を燃やし続け、町を破壊し続けるだろう。


 さっきまで一面緑だったが、あっという間に灼熱の赤に変貌を遂げ、そこかしこから自然界に悪影響を与えるだろう黒煙が立ち上っている。――しかし、周囲に突然雨が降り始めた。


「大丈夫、海斗くん。自然も治癒できそうだよ」


 椎名がかちかちと不器用にコントローラーを操作し、天候操作をやってのけたのだ。


 ところ構わず燃え盛る火は不思議な雨によって鎮火し、緑が瞬く間に生い茂る。輝く雨のおかげで焼け野原が森林へと変化していく。


 地球への慈愛の恵みを迷惑がるように放火活動の手を休めたカオスナチュは、大きなヒレをもの凄いスピードでこちらに打ちつけてくる――慈愛の恵み中はナチュは身動きが取れない。


 ナチュはされるがまま攻撃を受けて、緑の地面に倒れ込んだ。

 ウィンドウの隅で緑色に光っていたHPケージは四割ほどになっていて、黄色になっていた。


「ナチュ、大丈夫か?」


「みゅ」


 元気はないものの情熱的な表情でカオスナチュを睨んだ。まだ諦めるには早い。

 ナチュの治癒を請け負う椎名が必死に処置を進めている。……そろそろ決着をつけなくては。


「涼介、速効性の技で不意打ちして距離を取ろう。……ナチュもだいぶ疲れてきてる」


 俺が隣の涼介にそう提案すると、さっきから自分のウィンドウを舐めるように見つめていた涼介は指を鳴らした。


「わかってるさ……電光石火の如く――相手を焼き切れっ! 轟け、『クイックアタック』」


「あんたそろそろぶん殴るわよ!」


 堪忍袋の緒が切れた美羽が涼介に脳天チョップを食らわすのと同時に――俺たちは突如宙に浮かび上がった。


「「へ?」」


 声を揃える俺たちだったが、尾をぺしんと緑の大地に叩きつけるカオスナチュを見て悟った。カオスナチュがいつの間にか地に忍ばせていた尾で俺たちを持ち上げたのである。


 俺たちは格闘ゲームでハメ技から抜けられないキャラクターのように、無残に打撃攻撃を受け続ける。でたらめにボタンを押しても、入力アクションはすべてキャンセルされる。


 いよいよ本当にヤバくなってきた。俺は額に汗が流れ出るのを感じる。



 連続攻撃で打ち上げられた俺たちは最高点まで到達すると、あとはただ落下するだけだった。


「空、なんとかならない?」


「……だめだ、ターゲットもできなくなってる」


 下に待ち受けているのは――大きく開いた口だ。その中には見るだけでわかるほどの超エネルギーが放出の時を今か今かと待ち侘びている。


 どうやら俺たちに超高密度エネルギー光線をプレゼントするつもりらしい。発射された破壊光線はナチュにクリティカルヒットし――俺の視界は真っ白な光に包まれた。

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