第13話
ガラ。
次の日俺は南に会いに来ていた。
「おい南、話があるもちろんついてくるよな?」
「いや」
可愛くねぇー。俺がいるのは1年3組南のクラス。
先生が怒ってるが知ったことか。
「ふーん。そんなこと言うんだ。じゃあここで言っちゃおうかな。実は南くんは隠してることがあります。」
「もう本当やめて下さい。先輩行きますから。なにも言わないでください」
そう小さな声で言う南に少し勝った気がしたのは秘密。
「で、話って?」
めっちゃ怒ってんじゃん。
「えーとなんだったかな?」
「誤魔化さなくていいですよ。聞きます。その方が
お互いにいいでしょ。」
分かるのか。でも俺はこれからお前を多分傷つける。
「言うなって言われたけど聞いちゃったし。変な感じになるなら言いたい。たとえそれが自己満足だとしても。
俺南とは付き合うとか考えられない。」
「はぁ。分かってました。あの時は気持ちを抑えられ
なくてすみません。でも諦めませんよ。先輩に好きな人がいても」
やっぱりばれてるんだ。よく見てる。
「あぁ。好きにしろ。それでいいならな。傷つくかも
しれないが」
「やっぱり優しいですね先輩」
そう言って南は俺に笑顔を向けて俺は優しいのはお前だよと独り言を呟いた。
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