第8話
「「っっ!!??」」
「……」
「赦さねぇぞっ、赦さねぇぞっ、俺から離れるなんて赦さねぇぞーーーーーーっ!!」
絶叫。
アリスは溜め息をついた。
「ホンマ、見る目のない」
「ごめん」
呆れるアリスに凪沙が謝った、次の瞬間。
「うぉおおおおおおっ!!死ねぇっ!!」
男が標的をアリスにし、突っ込んでくる。
「アリス!!」
「アリスちゃん!!」
「なぁんであたしが死ななアカンねん」
不機嫌に言ったアリスはなんの躊躇いも気負いもなく、突っ込んできた男の懐へと入り込んだ。
そして
「ハ……?え……?」
「お前が死ねや」
ゴッ!!
「ぐぇえっ!?」
男の腹に全力で肘鉄をおみまいし、その衝撃で浮いた体をアリスは背負い軽々と投げ落とす……
つもりだったのだが、手が滑り男の体は放り投げられ宙を舞った。
「アカン!!」
そう思うも、時すでに遅し。
男の放り投げられた先には二人の女子高生が居た。
「「きゃぁああああああああっ!?」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます