第9話
「明日、朝お弁当作ってあげるよ?」
バレンタイン以来、1回だけ作った弁当。
付き合って一年経つ日に作った。
悠馬さんはなんでいきなり圭に弁当を渡されたのか分からず、例の如く昼休憩に電話してきたのだ。
今日で1年経つから何となく、と答えたあたしに簡単に返事をしてたくせにバイトが終わってから会いに来てくれた。
その時も、顔には出さないけどかなり喜んでたと思う。
そんな悠馬さんはあたしが言った、お弁当、というワードに分かりやすく顔を顰める。
悠馬さんはあたしが作る弁当が相当好きらしい。
というよりも嬉しいらしい。
アイコじゃないけど、悠馬さんも多分弁当を作ってもらったことがないんだと思う。
周りの女が勝手に作ることはあっても、絶対に受け取らないだろうし。
だからあたしのお弁当が実は嬉しいんだと踏んでる。
あくまでも、本人はそんなこと口にしないけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます