第1話 地獄の始まり

世の中にはリスニングテストというものがあることをご存じだろうか。

突然母国語ではない言語で話しかけてきて、こちらの不安を煽るだけ煽ってから突然終わり、結局なんだったのだろうと頭を悩ますきっかけになるもの。もしくは意味がわからなすぎて理解することを諦めるもの。それがリスニングテスト地獄の始まりである。そのテスト地獄が、ある教室で今まさに始まろうとしていた……。





「じゃあですね、今からリスニングするので筆記用具を出してください。3分後に始めたいと思います」



なぜリスニングテストはあるのだろうか。



「解答用紙は配り終えましたか?……よさそうですね。それではよーいスタート!」


“ピッ”


『今から第2回リスニングテストを始めます。問題冊子を開いてください。

………… では始めます。かっこいち』



なぜリスニングテストは最初日本語で話してくれるのに…。



『Hello, Jack!』



途中から日本語で話すのを諦めるんだろう?




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