第44話
「アプローチされてる人がいるの。その人と付き合ったら、伊庭さんの事も冷静に見る事が出来るかな…… 」
「どんな人?」
「同じドラマで共演した佐久間愁」
矢野と絵里香は、都内のバーで飲んでいた。
2人ともロブ・ロイを傾けている。
「伊庭さんはまだ婚約者の事が忘れられず立ち止まっている。でも、今の絵里香もそうだ。いいと思うよ。前に進んだ方がいい」
絵里香は過密スケジュールの中でも、笑顔を絶やさない。
それは、矢野の力も大きかった。
どんなに忙しくても絵里香は、矢野と飲む時間だけは取っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます