第3話

「おはようございます」


但葉がバイト先の店に入ると


「おぉ但葉!?」


店長が出てきて、隣には見た事のない人がいた。


「今日からこの子が入るから」


店長に言われて新人を見ると


「「!!!?」」


目が合って互いに驚いた。





「ーーーーーーーー・・・サッキは」


「いや、全然気にしないで良いから」


「何だ?お前ら知り合い同士か?」


「いや、サッキ電車内で会っただけです」


「そうか、そうか、だったら、この子の指導は但葉に任せるぞ」


「えっ、あっ、はい」


「しっかり面倒見てくれ」


店長は但葉の肩を叩くと笑って部屋から出ていった。


店長が出ていくと新人と二人きりになった。


「えーっと、俺は但葉 春市(タンバ ハルイチ)。歳は23。ヨロシクな」


「・・・三住・・・葵・・・22歳・・・宜しく・・・お願いします」




ーーーーーーーー・・・シーン


自己紹介をしたものの但葉は何を話して良いか分からずに部屋は静かになった。






ーーーーーーーー・・・ガチャ


「ココが三住のロッカー、着替えたら機械の使い方教えるから」


但葉は着替え終えると三住に言った。


「・・・ハイ」


「じゃあ先に出てるから」


そう言って但葉は部屋から出ていった。

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