第3話
やっぱり都会ってのは、こんなにカッコいい人達がわんさか居るんだろうか?
とてつもなく新生活が楽しみで、しょうがなくなってきた。
姉が一人ベラベラと話をしてるのを、柊さんがボソボソっと返事してるのが聞こえてくる。
そのセクシーな口から発せられる音といったら、中性的な顔からは想像も出来ないほどの低くて男らしい声。
うわぁぁ…
ギャップが…ギャップがぁ……
「……ちょっ、絵流…あんた何言ってるのよ…」
姉の言葉で、心で叫んでいたと思っていた言葉が外に出てしまっている事に気付いた。
「う、えっ?あ…」
咄嗟に驚きと恥ずかしさで言葉にならないモノが自分の口から発せられる。
と同時に柊さんの視線も感じられ、一気に私の体が固まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます