第15話

「それにしても災難だったな」


呟くと



「あんたは周りが見えてなさすぎ、てか見る気もないでしょ」


ビシッとばかりにペンをこっちに向けられた






「ちょっ、先生に睨まれてる」


「なんで勉強と同じくらい真面目に恋愛しないかな」

麻耶のぼやきを無視して授業に集中する



授業が終わると



「花乃ー」

女子数人がこちらに嘘みたいな笑顔を張り付けて近づいてきた



「ほら、来たわよ、合コン軍団」


麻耶の言い方に苦笑した

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