第4話 水浴びと着替え

食事を終え一息ついてラナさんを見てみると、来ているドレスのところどころ汚れていいる。ドレスの汚れも気になるが服装もここで生活するにはあってないな


「ラナさん水浴びして動きやすい服にきがえませんか?」


「そうですね、追放されてから魔の森まで3日間湯あみもできませんでしたし、ドレスのままではここでは動きにくいので、お願いします」


スマホのネットショップで大きめのたらい、バケツ、すのこ、入浴用品、着替えなどを次々購入していって、川の近くまで歩いて行った


まずは川の近くにたらいを置く、次に靴を脱いで川から水を汲んでたらいに入れていく。女神様に温暖気候の無人島を選んでもらったので春のような暖かさだが、水の温度はちょっと冷たいかな


追加でカセットコンロ、鍋を購入してお湯を沸かしてたらいに追加していく、何度かお湯を入れるとぬるま湯程度にあったまってきたので、たらいの横にすのこを設置、シャンプー、ボディソープ、タオル、仕切り板、着替えを用意してラナさんを呼ぶ


「ラナさん、これがシャンプー頭を洗う石鹸だね、こっちがボディーソープ体を洗う石鹸だね」


使い方を教え着替えなどを置きテーブルに戻り除き見にならないように川に背を向けイスに座った


ラナさんが湯あみしている間に今日これからのことを考えようと、とりあえず自分の体を見てみる。体は40歳から15歳に若返っている為、軽く良く動く。服装は会社帰りのスーツのままだ。せっかく異世界に来たんだし、いつもきれないような服を着ようと購入していく


スマホで独り言をいいながらいろいろ購入しているとラナさんが興奮しながら戻ってきた。服装は甚平にサンダルだ!センスがなく世界観ぶち壊しである


「裕二さん、あの石鹸すごく泡が立ち、においもとてもいいです。この服もとても涼しく動きやすくて、裕二さんの世界にはおいしいご飯などこちらにはないいろんなものがあるんですね」


ラナさんは湯あみの感想を述べながらイスに座ったのでスポーツドリンクを取り出して飲んでもらう


「私も軽く湯あみをしてきますね、そのスポーツドリンクを飲みながらちょっと待っててください」


湯あみ場に移動して軽く体を洗い、先ほど購入した服に着替える。もちろん裕二も甚平にサンダルである。涼しく動きやすい


「裕二さんも私と似たような恰好ですね?」


「前から気になっていた服装なんですけど、なかなか着る機会がなかったので異世界に来たので思い切って着ることにしてみました」


「とてもお似合いです」と雑談を交わしながら今日の予定を話始めた


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