第3話

パソたろうのタイムマシーン自伝

第3話

昭和の 大きい台風。があった。

ほとんど実話。

ある都会の小さなまちで ていぼう。堤防。あさいかわ。川。

家は みんな 小さな たいふうでも 川のみずがふえ かわをこえた。

まちに、あめが、雨、あふれた。

しょうわの、 たいふうだった。

昭和の 大きい台風。 当時は まだ、ラジオが主体。

テレビはまだ、ほとんど白黒テレビ。昭和の 大きい台風がきたぞ と。

みんな おとなたちは おおさわぎした。

たいふう ときいた、みんな おおさわぎ 家に きの板で くぎ うった。

おにぎりも、つくっていた。

ポチは子犬 茶色の毛並み。かために ぶちがあった。

パソたろうは、まだ、いぬ にわで 犬のなまえ ポチ かぜ 風で

とばないように、小さな木の ポチの いえ。

小さな木の犬ごやの よこの 細ながい木のくいに

ポチの くびの くさり ポチが、かぜでとばないように

しっかりと 木に くくりつけた。

くさりは、じゅうぶん。ポチの 家にも かおははいる。


ポチ くさり 鎖 つないだあと ポチの顔みた。

ポチ が 

「どこ行くの?」 くび 2回かしげた。

パソたろう 動物の 言葉。 子犬のポチの 言葉 かんじた。

「ポチ すぐ 助けるから かぜでとぶなよ。」


これで、ポチは、たいふうの かぜでとばない。だいじょうぶだ 大丈夫だ。

と あんしんした。

2かいのやねうらで、たいき。

だんだん、みずがふえ、2階まで 水がきた。

川の雨だった。


パソたろうの とうたんが、おいらを背中にのせ、かなり遠い

小学校まで、クロールでおよぐ。

とちゅう、木のいたや、ブリキが、かぜで とんできて、

とうたん 水に せんすいでもぐる。 

せなかにあったパソたろうも とうぜん、水のなか。

はなを つまんで、もぐる時は、いきをとめた。


台風が おさまり、あとは、小学校から歩いて よくじつかえった。

よくじつ、さいしょに ポチ。大丈夫か。

かぜにとばされてないか、見に行った。

ポチ。 くさりにまきついて、みずで、おぼれてしんでいた。びっくり。

ないた・・・

あとで、わかった。ポチは 水の中に、ずっと もぐるしか なかったのか

あのときは、パソたろうも とうぜん、水のなかだった。

はなを つまんで、もぐる時は、いきをとめても くうきは すえるんだ。

ちきゅうに かぜが なければ、人間は、生きられないのか。

ポチみたいに ちきゅうから、いなくなるのか。

いまは もう、 わすれてしまったが

小説をかいている瞬間は、ポチ まだ、生きている。

パソたろうは パソたろうを

あとで、冷静に 物体のように かんさつすると、

パソたろうは、本当に 動物。犬が すきだったのか

さわやかな 風が とおり抜けた。


2024年12月17火曜 記。

第4話。書く気になれば また暇なとき書きます。第3話#end

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