第7話 新たな一歩
留年は確定しているが、先の見えなかった道に一筋の光が通ったようなまたとないチャンスが来たと感じた。
これを逃せば就職以前に卒業もできない、と。
この時ようやく気付いたのだが、今までの経験から推測するに、自分は環境に慣れるまでかなりの時間がかかるらしい。
紆余曲折ありながらも、無事に4年生で卒業できたことを嬉しく思う。
その間、少しだが友達もできた。
あのとき、諦めなくてよかったなと思うことが出来たのはすごく嬉しかった。
現在では、食品製造会社で障がい者雇用で就職している。
忘れている人もいるかもしれないが、一応障がい者なのだ。
障がい者なので常人とは、仕事内容も勤務時間も違うが、僕は毎日を楽しく過ごしている。
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