第10話

「さっきのお詫びのことだけど」

喫茶店を出た私達は悠一君の車で海の見える綺麗な公園に来てベンチに座って話をすることにした。

こんなとこまで知ってるなんてさすがモテる男は違う。

「こうやってたまにデートしてくれたからいいよ後敬語も外してくれると嬉しい。本当はキスしたいとこだけど」

なんて綺麗な笑顔で言うもんだから思わず頷いてしまった。

「キスは無理だよ」

「ありがとう。うん分かってる」

安心してるように見える。私悠一君にどう思われているんだろう。友達かな。

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