第13話 女王様誕生200年前のある国・完

『私は、人間でバンパイヤで、悪魔ガーゴイルで、時の住人。私、最強かも。』

脳内で自分が言った言葉が巡る。

私はカラダ中の神経を研ぎすかした。

「いた!」

「ベル。分かったわ。黒マントの男の正体。」

ベルが「ニャーオ」となきながら、黒猫の姿から背中に羽根の生えた妖精ベルの姿に変身した。「アリア、分かったって。誰なんだ。」

「それはお母様よ。」

「えっ?なんだって、前の女王。アリアのお母様が黒マントの男?ありえないよ。

なんでアリアを魔法で眠らせるんだ?元女王は、なくなってこの世にいないんだぞ。

それにアリアを守るため願いを叶えるために不死をすてて、表のアルタ王国、人間の国と裏の王国、悪魔ガーゴイル王国にバンパイヤの国がお互い干渉できないようにあの黒い教会キャセドラをつくったんだろう。ありえない。」

「そうかしら。よく考えたら、納得がいくわ。あの黒い教会が完成すれば表も裏の世界も行き来でいなくなる。お互い安全な世界で完結生活できる。」

妖精ベルは「それは幸せなことじゃない。お互いの世界を干渉しないって。」羽根で飛びながら宙も舞った。

「そう。その通り。でもたぶんお母様は私のことを考えて表と裏の世界が分断されることを阻止しようとしたの。だって現に私のまわりには悪魔ガーゴイルのアリュースと執務に欠かせないザックが必要。それにバンパイヤの時本兄弟。ゲン先生に生徒会のシュンにクラスメイトのレオ。もう私の知り合いよ。それにミク。ミクは人間だけど友達。それにアオ。そうよ、犯人はアオじゃないの?

学食でも私達のこと見てたし。」

妖精ベルがまた宙を飛びまわりながら、「アオ?アオが黒マントの男?ありえない。

アリア、気づいていなかったの?彼はあなたに一目ぼれしたのよ。」

「えっ!一目ぼれ?」

「朝の登校の時に会っただけ。それだけのに。」

「まあ、一目ぼれは、そんなものさ。深い動機も理由もいらないんだ。」

「そうなの?アオね。ちっとザックに似てるけど。」

「バーン。」大きな音が保健室の部屋に響く。

空間から突然ザックがでて来た。「遅れて、すまないアリア。」

ザックが大きくアリアにビックハグ。

「どうしたのザック。」

「アリュースといっしょにこちらの世界に来たかったけど、200年前のあの世界で用事が出来て。でも答えも出たし。もう大丈夫だ。それにはい。これはベルマおばさんからのお土産だ。」

「わあ。クッキー。ありがとうザック。」

「ベルマおばさんもよろしくねってさ。」

「なんだか、少し悪い気もするわ。私達は時の住人。その調整能力で知り合いになったのに。なんだかだましているようで。」

「ガタン。」ドアが開く。

「それはないよ。アリア。時の住人は一瞬、記憶操作はもちろんするけど。そのあとに仲良くなるかならないかは現実と同じ。だからアリアとベルマおばさんは本当の仲良しになれたんだと思うよ。だからそのクッキーも本物だよ。」

「アリュース。ありがとう。」

ザックもアリュースにビッグハグ。「遅くなってすまない。すべて解決した。」

「そう。兄さんありがとう。」

ザックは空間魔法で空間に鏡を出した。

話していいよ「アリア。」

「キャ。お母様。」

「アリア。ごめんなさいね。あなたにこわい思いをさせたみたいで。

あなたはぶどうを食べて寝ているだけ。大丈夫よ。

私は表の世界と裏の世界を区切らない魔法をかけ直すためにあの黒い教会に魔法をかけていたの。一度結界で境界線をつくってしまったから魔法をかけ直すのに時間がかかったの。そこにあなた達がやってくるものだから。大変だったの。

でもあの時ザックは私に気づいて。そう、今まで手伝ってもらってたの。」

私は少し首を傾げた「なんでアリュースは気づかなかったの?それに妖精ベルも?」

妖精ベルが「アリアがどう思っているか、知らないけどザックは私達3人の中では一番優秀よ。」

「えっ?そうは見えないけど。」

ザックがドーンッと私を押した。「これでも一様、兄なので。」

「えっ、それ理由になってないよ。」

ドアから3人が。時本兄弟だ。

ゲン先生が「話は聞かせてもらったよ。」

私は「そうみたい。お母様、つながりで。なんだかごめんなさい。」

冷静なシュンが「なんで、アリアが謝るんだ。原因はすべて君のお母様だろう。」

みんなの目が空間鏡に映るアリアのお母様にいった。

「みんな、ごめんなさい。えへ。」可愛いポーズで舌を出して「アリアのこと頼んだわよ。妖精ベル。アリアのこと助けてくれてありがとう。じゃあ。時間切れ。みんな、バイバイ。」

お母様は空間鏡ごと消えた。

改めて「みなさん、お母様、共々ごめんなさい。じゃあ、私、もとの世界に帰ります。アリュース、お願い。」

レオが「アリア、ミクに会わなくていいのか?」

「ありがとうって伝えてくれたら嬉しいかも。」

「分かった。」

「じゃあ、みんな、元気でねでも表と裏の世界がつながってるからいつでもまた会えるわ。じゃあ。バイバイ。」

大きな光の中にアリアたちは消えた。その光に誰かが飛び込んだ。

「ドスン。」

もとのアルタ王国の執務室私達はもどった。アリュース。ザック。妖精ベル。それに私4人。えっ?もう1人。「アオ!」

「えっーーー!アオ、どうしてここに?」

「話を聞いてしまって、気づいたら光の中に飛び込んでしまってさ。」

「そうなの。でも大丈夫よ。元の世界とはつながってるのよ。いつでも帰れるわ。

送っていくわよ。」

「いや、断る。しばらくこちらの世界で暮らした。」

「どうして?」

「アリアを好きになったからさ。」

「えっーーーー!」

アリュースとザックが「ライバルが増えたな。」

「そうだ。」

こうして騒がしい王宮生活がはじまりだした。


表と裏の世界。意外とつながっているかも・・・・・エンド

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女王様は転スラ2重生活 京極道真   @mmmmm11111

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